2020年05月08日

スカっとする話(?)

ネットに溢れるスカっとする話は、設定が雑だったり、作った人の世間知らずがモロバレで嘘丸出しで楽しめない。

そんな話を記事「スカっとする話にスカっとできない」で書いたんだけど、それで一つ思い出したのが中学校の頃の話。
割とスカっとする話なような気がする。
ボクとしてはイマイチ思い出しても気持ち良くはない。

中学生ってさ、妙に斜に構えてカッコつけるヤツっているじゃない。
中二病ほどファンタジーに転んでないけど、どこか「オレは特別だ」みたいな自意識過剰があふれ出しちゃってる感じの。
kids_chuunibyou_boy.png
そんなヤツの一人、仮にB君と呼んでおこう。彼はいわゆる死体マニアっていうか、グロモノマニアみたいな感じだった。

当時はまだネットでグロ画像見るなんて時代じゃなかった。
なにせボクの中学時代はPC98とかFM-Towns当たりの最盛期。Windows 95が出る前だった。

どこから持ってきたか知らないけど、学校に猟奇殺人がどうだ、人の殺し方がどうだか死に方がどうとか、そんな雑誌やら本やらをこれ見よがしに読んでたり、ホラー映画のアレがリアルだ、アレは作り物だ(映画だから当たり前なんだが)、そんな話ばかりしているようなヤツだった。fantasy_zombie_man.png

周囲(特に女子)には、「気持ち悪いからやめろ」、という人たちもいた。
けど、彼らはむしろそういわれることを望んでいたようだった。
「そうだよな、お前らはそういうのダメだよな。別にオレたちは平気なんだけどな。」
なんて返してたよ。

そういうものが平気な自分達が、そうではない(=普通の)人達とは違う、優れたものだと考えてしまうとてもイタい人たちだった。


で、何がスカっとする話かっていうとね、そんなB君にとある不幸が訪れたんだ。
学校のイベントで、とあるアスレチック施設のある公園みたいなところに行ったときに、木製の遊具というか建造物から転げ落ちたB君は、足を骨折したんだ。

まぁ骨折程度なら珍しくもないんだけど、彼の骨折は転落した際に足を挟んだらしく、ただの骨折ではなくいわゆる解放骨折という奴。
脛骨(膝下の太い骨)が折れて、皮膚を突き破って飛び出すという・・・う~ん今書いてても痛々しい・・・。


その時B君、ものすごく取り乱してね。
「痛い!」なんてもんじゃなく、それはもう「ぎゃぁ~~!!」って感じで大泣きしながら声にならない叫び声で喚き散らしたんだよ。

それを遠巻きに見ていた女子生徒がボソっと一言、こう言ったんだ。
「B君、そういうの好きじゃん。」

言われてみると、彼の脚は、彼が普段ヘラヘラしながら話している凄惨なケガや事故と比べればどうということではなかった。
単なる骨折だ。

別の女子生徒が、「あぁ、写真撮ってあげたら良いのかな?」と言ってたのはさすがにドン引きしたけどな。


B君は結局、救急車で運ばれて行った。


ここまでがスカっとする話。
スカっとした??

イマイチだよね。ごめん。
でも、現実にスカっとできることなんてこんな程度だと思うんだよね。


ちなみに後日談は全然スカっとしない。

なんとB君、その後も結局その悪趣味なグロ画像やらグロモノ鑑賞癖は治らなかったんだ。
周囲は呆れてたけどね。

ボクは最初、B君もこの件で、自分自身が痛みや苦しさを鑑賞される側になるかもしれないことに気が付くんじゃないかと期待したんだけど。
所詮骨折程度じゃ無理だったか。

女子生徒たちがふと口にした彼の普段の言動を揶揄する言葉が、きっと彼には届いていなかったんだろうね。


インターネットが普及してしばらくして、腐乱死体やら四肢欠損、寄生虫・・と過激さを争うかのようにいろんな画像を楽しみ(?)それを誇るかのような人たちが発生した時期があったんだけど・・あの辺は中学生くらいの精神年齢ということなんだろうね。

にほんブログ村 その他日記ブログ 社会不適合者日記へ
にほんブログ村
posted by かのぴ~ at 00:00| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする