2020年03月16日

姉の話と「わたモテ」

「わたモテ」こと、「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」という漫画に結構はまっているわけですが、最近結構いわゆる百合要素に萌えている百合豚&カプ厨が増えてきてすっかりメジャーになってきたようで。




当初の「わたモテ」の面白さはモテない陰キャが、自分自身の見当はずれの努力やら怨恨やらに振り回されてのたうつ痛い姿にあったんだけど・・まぁ今の路線も面白くないわけではない。

まぁ分かるんだ。
ゆりちゃんは可愛い。面倒くさいしコミュ障だけど、そこもまた可愛い。wata2-300x281.jpg

そして、主人公(もこっち)に対する独占欲や嫉妬は、百合豚の妄想を支えられる程度には激しく、ヤンデレ的な要素も人気を呼んだと思う。wata7-300x280.jpg

ボクはこれを百合妄想につなげることは理解できるし、時としてそういう二次創作や妄想を楽しんだりもする。
けど、やっぱりこれは百合じゃないと思うんだ。

女の子同士の人間関係って、そういう嫉妬や独占欲要素ってあると思うんだ。
今日は、そんな話。

最近過去話系の記事がなかったし、たまにはそういう話に戻るのも良いかな、と思って。


ボクには姉がいることはこのブログの最初の方で少しだけ触れてるんだけど、実は姉がボクに与えた影響は結構大きい。
幼稚園に上がる前までは、ボクの遊び相手は二つ上の姉とその友達(ここでは仮にSちゃんとしよう)だったからね。今思えばハーレム状態。まぁしょせんボクの姉だから容姿は醜いわけで、ハーレムにはならないんだけども。

当然遊びの内容は女の子。ゴム飛び、あやとり、おはじき、おままごと。


そんな環境で、少し知恵というか人間関係を理解する程度に知恵がついたころ、ボクは姉たちの関係性に気が付いた。

ボクの姉はSちゃんにかなり依存していたように見えた。
そしてそれは、高校を卒業するくらいまでずっと続いていた。いや、下手すると大学(姉はFラン短大だった)に入ってからもそうだったかもしれない。

姉は、他の女の子の友達と遊んでいたりすることをひどく気にしていたように見えた。
それはおそらく弟だからわかることで、表立ってはなかったようだけど、姉は、Sちゃんが自分と約束して遊んだりしていない時のSちゃんの他の友達との約束や予定を知りたがっていた。

姉は陰気で、友達も少なく、いじめやからかいの対象になっていたこともあるようだから、もしかしたらSちゃんは姉にとって数少ない人間関係で、それを維持したかったんじゃないかな、と思う。

進学先の選択、決定にまで、Sちゃんは姉に大きな影響を及ぼしていたように見える。
単に同じ進学先にしたってだけの話なんだけど。

けど別に姉はレズビアンじゃないし、他の姉の周囲の女子たちを見ていても、それはごく普通のことのようだった。



そういう経験を通して「わたモテ」を見ると、やっぱりアレは百合じゃないな、と思う。

独占欲ではあると思うけど、百合じゃない。357ae337-s.jpg


たくさんの同世代の中のポジションの確保はとても不安定だ。特に陰キャには困難なミッションなんだけど、それによって自分の生活が大きな影響を受ける。そんな争いに参加せざるを得ないことへの焦り。

それを超えた個対個の強固な関係を持とうと特定の誰かに執着すること。それが同じような関係を求める他の誰かとぶつかること。
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そうした思惑が様々な対立や協力を生んだりする。はたから見ると恋愛関係のように見えなくもない。

「わたモテ」は、そんな普通のありふれた人間関係を描いているだけなんじゃないか。

でも百合だって勘違いするのもわかるんだ。
だって、ボク自身、同級生の女子たちから、そういう人間関係を感じ取ることはできなかったから。

それはおそらく目線の違いじゃないか。
弟という立場で、姉が何を思い、どんな行動を選択したかを知る立場で見る女子達の学校での人間関係は、クラスメイトの女子たちが群れを成して何やらグループ化したりボッチ化したりする女子たちを眺めるのとでは、その内面への視野が全然違うんだろう。

「わたモテ」を見て、百合展開だと思う人って、後者(クラスメイト)の視点だと思うし、もしかしたらそれしか持てない人も中には居るかもしれないな、と思う。

全社の視点(弟)を持てる人には、「わたモテ」は、やっぱり痛い陰キャの話の続きでしかないのだ。


ボクはどっちでもいいと思ってる。

百合展開でも十分魅力的だしね。
ゆりちゃん可愛いし。

ゆりちゃんが可愛い。もう、それだけでボクは嬉しくて、それだけでもう幸せなんだ・・。
ゆりちゃんに幸せあれ・・20190603210959.jpg



posted by かのぴ~ at 22:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする