2019年12月11日

外食

ボクは食べ放題や大盛りの店が好きだった。
初めて食べ放題の店に行ったのは、大学生の頃だったろうか。焼き肉店だったな。

それまで、焼肉なんて行ったことなかったんだよ、ボクは。
家で焼肉って言ったらまず豚肉で、焼き肉のタレを予めかけてプライパンで焼いたもの。それも焼き過ぎて硬くなってる。

そんなだったから、炭火で柔らかく焼いてタレをつけて食べる牛肉の焼肉ってのはものすごいごちそうで、嬉しかった。それからというもの、ボクは大食い、食べ放題が大好きになった。

就職して、お金を稼ぐようになってからは特にいろんなものを食べに行った。

そこで気になったのは、同僚や先輩たちの考え方。脂っぽいものも、甘いもの、辛い物なんでも、たくさん食べたいというボクの発想は彼らからは子どもじみていたようだ。
「何か食べに行く」と言った時、周囲が意図するのは、特徴のあるもの、質の高いもの(専門)、高級感のあるもの。つまり、特定の地域や国の料理だったり、特定の食材(特定山地の肉や魚)、チェーン店ではない、相応の評価のある店。

だからボクに選択をさせると、大抵は外れるわけだ。そしてボクは飲み会なんかのアレンジを任されることが無くなっていった。

周囲との溝は明らかだったんだけど、当初ボクは「育ちが違うんだな」くらいに思ってたよ。けど、最近になってまた少し見方が変わってきた。

歳食って、あんまり食欲が無くなって来る。歯が悪くなってきて、あまり熱い揚げ物やなべ物をたくさん食べるのを避けるようになる。味覚、嗅覚が衰えて味を感じにくくなる。
そうすると、脂っぽさや塩分に魅力を感じなくなってきて、食べるものを厳選しようとする傾向になって来るんだ、だんだん。

チェーン店よりは、独自のものを出す店で違いの明確なものを食べたい。沢山は食べられないから、おいしいものを少し食べたい。脂っこかったり、味の濃いものよりも、繊細なものが良い。

あの時感じた溝の向こう側の人たちの感性そのまんま。そうか、ボクが感じていた溝は、イナカモノとか育ちが悪いとかそういう問題じゃなくて、若者と年寄りの違いだったんだな。


でも、結局分からないことが一つ。

溝の向こうに居た同年代のみんなより、ボクは年を取るのが遅かったのだろうか。
それとも、上司や先輩方に合わせようと、違う好みを演じているうちに、そういった思考が内面化されていったのだろうか。


さて、賞与も支給されたし、歳とったボクは分相応なメシを食べに行こうか。独りだけど。
ということで、ステーキ。IMG20191210212630.jpg

え?「美味しいものを少し」じゃないって?
いやいや、たった300gだよこれ。衰えたと思うよ。

食べ物の楽しみを得られるのもいつまでかねぇ・・・あ、またエリトさんとこにお歳暮送るかね。
ニート(?)やってるらしい、多分ボクと同い年くらいの方で、「乞食リスト」と称してAmazonギフトの欲しいものリストを公開していて、贈れるようになっているんだけど・・欲しものがインスタント食品ばっかしw
いや、"乞食"するならもっと良いモノ並べろよwww カニとかメロンとかさw

まぁマルタイのラーメンとか美味いけどさ。


・・・そうか、ボクが溝の向こう側、と思ってた同僚たちも、こういう気分だったのかな。
どうせ食べに行くんだから、おいしいもの一緒に食べようぜ、って。

善意に見過ぎかな?

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posted by かのぴ~ at 00:00| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする